展示内容

鈴鹿市伝統産業会館では、鈴鹿市の伝統工芸である鈴鹿墨 と伊勢型紙の展示を行っています。 ここでは、その概要をご紹介します。

鈴鹿墨

鈴鹿の墨は、奈良時代に初めて造られたといわれています。 しかし、確かなところは、江戸時代の終わりごろで、伊勢型紙との関係で 発展してきています。現在、その生産量は、全国の10%を占め、 和墨を造っています。墨をつくる業者は最盛時には10軒あまりありましたが、 現在では1軒です。昭和55年10月には、国の伝統的工芸品の指定を受け、 伝統技術を守り伝えています。

展示内容:古墨、青墨、現代の墨、道具(木型)、原料(膠:にかわ、煤:すすなど)パネルによる製作方法の解説








伊勢型紙

伊勢型紙とは、本来着物の柄や文様を染めるために用いる 型紙のことで、千年余りの歴史を誇る伝統的工芸品用具です。 和紙を柿渋で加工した型地紙に、彫刻刀で着物の文様や図柄を 丹念に彫り抜いたもので、型紙を彫るには高度に熟練した 技術と根気・忍耐が必要です。昭和58年4月には、通商産業大臣(現在の経済産業大臣) から伝統的工芸用具の指定を受けました。

展示内容:型地紙、各技法の型紙、道具(彫刻刀など)、古代の型紙 (江戸時代)、江戸時代の資料(裃など)、パネルによる製作技法の解説、各種文献(資料室)







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